長蔵ヒロコ「煙と蜜」連載再開、記念にポストカードセットが一部書店で特典に
長蔵ヒロコ「煙と蜜」の連載が、本日10月15日発売のハルタVol.98(KADOKAWA)で再開した。
「煙と蜜」は30歳の軍人・土屋文治と12歳の令嬢・花塚姫子の純愛を描く大正年の差恋絵巻。長蔵がヘルニアを患い、その治療のためVol.91から休載していた。連載再開を祝し、一部書店では本誌購入特典として「煙と蜜」のポストカード3枚セットを配布している。なお「煙と蜜」の単行本4巻が12月に、短編集と同時発売されることも告知されている。
そのほか今号では、ゆめじ「魔女のエデン」、野澤佑季恵「花園に幹が立つ」という2本の新連載も始動。「魔女のエデン」はフランスで発表され話題を呼んでいるファンタジーを“逆輸入”した日本語版で、砂と岩だらけになった世界で光を求める魔法使いたちの物語が描かれる。一方の「花園に幹が立つ」は、女子校だった学園に、たった1名の男子一期生として通うことになった特待生・遠野幹が主人公。右も左もご令嬢ばかりの中、戸惑いながらも華々しい学園生活が幕を開ける。
宮本伶美「シャッター街のさくら姫」は今号で完結。沼野あおい「ジラソウル-ゴッホの遥かなる道-」も終わりを迎えているが、続編の連載が決定したと告知されている。
ハルタVol.98 掲載作品一覧
ゆめじ「魔女のエデン」※新連載
長蔵ヒロコ「煙と蜜」
高江洲弥「先生、今月どうですか」
比嘉史果「帝都影物語」
飴石「開花アパートメント」
福田星良「ホテル・メッツァぺウラへようこそ」
浅井海奈「八百万黒猫速報」
野澤佑季恵「花園に幹が立つ」※新連載
三星たま「夜の名前を呼んで」
冨明仁「アビスアジュールの罪人」
須川佳「希釈王」
渋谷圭一郎「瑠璃の宝石」
今東ともよ「あの子は藪の中」※デビュー読切
九井諒子「ダンジョン飯」
天野実樹「ことり文書」
森野鈴鹿「がんばれ狼使い魔くん!」※注目読切
岩宗治生「ウスズミの果て」
一七八ハチ「虎は龍をまだ喰べない。」
大上明久利「極東事変」
梅ノ木びの「インク色の欲を吐く」
加藤清志「スパイゲーム A.D.1600」
夏町燕「メロとトマ」※ショート
嵐田佐和子「キラキラとギラギラ」
宇島葉「猫のまにまに」
三月病「われどもわれども」※注目読切
鶴淵けんじ「峠鬼」
重里育吹「人魚岬の怪」※掌編
綿野マイコ「かわいすぎる人よ!」
中原ふみ「ナッちゃんはテンションで水深が変わる」
樫木祐人「ハクメイとミコチ」
児島青「本を葬送る」※注目読切
久方標「FOOLPROOF」
富沢未知果「恋の絶望行進曲」
御名原雅「イツキちゃんの思いつき!2」※ショート
山本和音「生き残った6人によると」
綾城まめ「雛森家のはいから四姉妹」※ショート
沼野あおい「ジラソウル-ゴッホの遥かなる道-」
namo「クプルムの花嫁」
福浪優子「あかねさす柘榴の都」
田沼朝「いやはや熱海くん」
宮本伶美「シャッター街のさくら姫」
犬島ななこ「侵略ペット ポテ」
カバー&目次イラスト:染平かつ